大谷翔平、ドジャースでの初対決でヒットなし – でも心は元チームメイトと共に
2024年3月5日、フェニックス – 大谷翔平は、キャメルバック・ランチで行われたサボテンリーグの試合前に、以前所属していたエンゼルスのチームメイトやコーチ陣と握手やハグを交わしました。
また、スター選手のマイク・トラウトと腕を組んだ写真は、試合終了までにX（旧Twitter）で240万回以上視聴されました。
新たなドジャースの指名打者として、大谷はこの試合で3打数無安打に終わり、2回の三振を喫しました。
彼がドジャースに加入してから初めて旧チームと対戦するこの試合は、4-0でエンゼルスが勝利しましたが、観客席には比較的少ない観衆が集まり、大谷にとっては典型的なエキシビションゲームの雰囲気でした。
しかし、大谷自身は、3月26日にエンゼルスタジアムで行われるフリーウェイ・シリーズのエキシビションゲームや、9月3日から4日にアナハイムで行われる通常シーズンの2試合で、より感情が高まることを予想しています。
(Los Angeles Times 2024.03.05)
「特別変な感じや不快感はありませんでした。状況は状況として受け入れています」と大谷は通訳の水原一平を通じて述べています。
「もしエンゼルスのホームでプレイしていたら、少し違ったかもしれません。」多くのエンゼルスの主力選手が来場し、大谷は彼らとの交流を楽しんでいたようです。
今年は昨年9月のトミー・ジョン手術からの回復中であるため、大谷は打者としてのみのプレイとなります。彼はまだ投球練習を開始していませんが、打撃に関してはリハビリが終わったと言います。
「これからはより多くの打席に立ち、質の高い打撃を心がけ、球を見極め、タイミングを取り戻す必要があります。」と大谷は述べています。
打席での苦戦 – 大谷翔平、新たな挑戦に直面
大谷翔平は、この試合でエンゼルスの投手陣との対決で苦戦しました。
第一打席ではエンゼルスの右腕、チェイス・シルセスから95マイルの速球を振り逃げし、三振。第三打席では、左腕のタイラー・トーマスの94マイルの速球に見逃し三振となりました。
5回の打席では、ギジェルモ・ズニーガの前にセンターへフライアウト。これにより、ドジャースとしての初の公式戦で、大谷は3打数無安打という結果に終わりました。
この日の大谷は、通常の彼らしい鋭いスイングを見せつつも、やはり打席でのタイミングの合わせ方には苦労しているようでした。
昨年9月の手術からの回復に専念している彼にとって、バッティングのタイミングを掴むことは今後の課題となりそうです。
ドジャースのマネージャー、デイブ・ロバーツは、大谷の努力と詳細への注目を賞賛しています。
「彼に関しては色々と聞いていましたが、実際に毎日のようにその働きぶりを目の当たりにすると、その真剣さやメソッドに驚かされます」とロバーツは語っています。
現在は打撃に専念している大谷ですが、その一方で、チームメイトとのコミュニケーションにも積極的に参加し、チームの一員としての彼の姿勢も見受けられます。
「メディアの限られたアクセスが、彼をより引っ込み思案に見せているかもしれません」とロバーツは付け加えています。「しかし、実際には彼はチームワークを重視し、常に笑顔でチームメイトと接しています。」
日本からの注目度も高まる – ドジャースにおける大谷の影響力
大谷翔平のドジャース加入に伴い、チームへの注目度は格段に高まっています。特に日本からのメディアの関心は非常に高く、日本人記者約20～30人が日々彼の動向を追っています。
これは、大谷だけでなく、日本からのもう一人のスター投手、山本由伸も含めた影響です。
ロバーツ監督は、このようなメディアの関心について「過去のどのチームと比較しても異なる」と述べており、「一国全体、実質的には別の大陸からの関心を集めています。これは、私たちのゲームにとって素晴らしいことです」と語っています。
大谷と山本の存在は、ドジャースにとってのみならず、メジャーリーグ全体にとっても大きな意味を持っています。
さらに、大谷のドジャース加入は、チームのダイナミクスにも大きな影響を与えています。彼の周りには常にメディアが集まり、彼の一挙手一投足が注目の的となっています。
大谷のプレーへの影響だけでなく、彼の人柄やチームに対する影響も、今後のシーズンで大きな注目点となるでしょう。
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