2024年9月5日、シカゴのWrigley Fieldで、日本人ピッチャーの今永昇太が7回を無安打で抑え、カブスの歴史に新たな1ページを刻みました。
この試合は、12-0でピッツバーグ・パイレーツに圧勝し、カブスにとって1972年以来の無安打試合となりました。
今永とリリーフ陣が力を合わせたこの快挙に、ファンもメディアも大きな歓声を上げました。
「無意識の偉業」— 今永昇太の謙虚な言葉にメディアも驚愕
試合後、今永は驚きのコメントを残しました。「無安打だったことに気づいていませんでした」
この発言に多くのメディアは驚きを隠せません。
ESPNは、「無意識のまま完璧なピッチングを続けることができるのは、真のプロフェッショナルだけだ」と今永を絶賛。事実、7回95球を投げ終えた時点で、彼は自分が無安打試合を達成しているとは思っていませんでした。
監督のクレイグ・カウンセルも、「彼の健康を優先する必要があった」と決断について説明しました。
今季12勝目を飾った今永の防御率は2.99。彼はシーズンを通じて安定した成績を残し、カブスのワイルドカード争いでも欠かせない存在となっています。
ファンの興奮とプレッシャーの中で輝くリリーフ陣
7回で降板した今永の後を継いだのは、リリーフピッチャーのネイト・ピアソン。彼もまた、最初は無安打試合の進行状況に気づいていませんでした。
「ブルペンから走って出てきた時、ファンにブーイングされて驚きました。その時に『これはただの試合じゃないな』と悟りました」と笑顔で語りました。
しかし、プレッシャーに屈せず、8回を完璧に抑えると、スタジアムの空気は一変しました。
そして9回、ポーター・ホッジが登場。彼は無安打試合の最後の3つのアウトを冷静に処理しました。
「最後の打者を打ち取った時、心臓が飛び出るかと思ったよ」とホッジは試合後に振り返り、ファンの歓声が轟く中でのプレッシャーを語りました。
攻撃陣も絶好調!今永に強力なサポート
この日のカブス打線は、序盤からピッツバーグ・パイレーツの投手陣を圧倒。
3回にはダンズビー・スワンソンとピート・クロウ=アームストロングが連続でホームランを放ち、7-0のリードを築きました。
さらには6回にコディ・ベリンジャーが2ランホームランを追加し、12-0の圧倒的な展開となりました。
スワンソンは「今日は全員が絶好調だった。今永を勝たせるために何ができるかを考えてプレーした」とコメントし、チームの一体感を強調しました。
カブスの無安打試合、メディアの評価も高い
現地メディアはこの試合について、「今永昇太はシカゴの新たな英雄だ」と報じ、彼の冷静さとプレッシャーに強いメンタルを高く評価しています。
シカゴ・トリビューンは、「カブスの未来は明るい。この夜、今永はそれを証明した」と絶賛。ファンもこの無安打試合をSNSでシェアし、瞬く間に話題となりました。
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これからのカブス、今永に大きな期待
今回の勝利により、カブスはワイルドカード争いに一層勢いをつけました。
今永の今季成績はますます注目され、これからも彼の活躍が期待されます。
「全てのプレーがうまくいった日だった」と今永は試合後にコメントし、チーム全体の協力に感謝の意を表しました。
プレーオフを目指すカブスにとって、今永の存在はますます重要になります。
これからのシーズン、彼がどのようなパフォーマンスを見せるのか、ファンは期待を膨らませています。
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