歴史を塗り替える大谷翔平
メジャーリーグで指名打者(DH)としてMVPを獲得した選手はこれまで存在しません。
しかし、MLBアナリストのケン・ローゼンタール氏は、大谷翔平がその壁を破る可能性を持つ唯一の選手だと語っています。
冬にロサンゼルス・ドジャースへ移籍し、シーズン開始から打率.321、ホームラン23本という驚異的な成績を残しています。
ローゼンタール氏は人気野球番組「ファウル・テリトリー」に出演し、現代の野球ではDHがMVPを獲得することは非常に難しいとしながらも、大谷であればその可能性があると述べています。
「彼ができるかどうかは分からないが、大谷は再び限界に挑戦する。もし誰かがこれを成し遂げるとしたら、それは彼だ。」とローゼンタール氏は語ります。
二刀流から指名打者へ:大谷の挑戦
大谷翔平は日本のプロ野球(NPB)でそのキャリアをスタートさせ、2018年にMLBに挑戦しロサンゼルス・エンゼルスに入団しました。
以来、二刀流選手として圧倒的な存在感を示し、現在では世界最高の野球選手とされています。
今年、彼は史上最高額となる7億ドルでドジャースと契約し、その移籍は大きな話題となりました。
昨シーズン、肘の靭帯を損傷し投手としての出場は叶いませんでしたが、打者としての能力は健在です。
彼の成績は打率.321、出塁率.398、長打率1.030、ホームラン23本、打点57という驚異的な数字であり、DHとしてもMVP候補の最前線に立っています。
大谷翔平、ドジャースの歴史を刻む
MVPへの挑戦だけでなく、大谷はロサンゼルス・ドジャースでも新たな歴史を刻み続けています。
先日行われたロサンゼルス・エンゼルスとの試合で、彼は第3イニングに472フィートのホームランを放ちました。
前日の試合でも455フィートのホームランを打ち、StatCast時代(2015年以降)で初めて連続試合で450フィート以上のホームランを記録した選手となりました。
DHとしての活躍だけでなく、彼のパフォーマンスは記録を次々と更新し、今シーズンのナ・リーグMVPの有力候補としての地位を確立しています。
大谷翔平が史上初のDHとしてMVPを獲得する日が来るかもしれません。その挑戦から目が離せません。
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