鈴木誠也が見せた「安定感」とは?
2024年シーズン、カブスにとって鈴木誠也の活躍は待望の安定感に溢れていました。
ナショナルリーグの中でも特に高いwRC+(138)とOPS(.848)を記録し、打率.283、出塁率.366、長打率.482といった成績を132試合で残しました。
この成績は昨シーズンの打率.285、OPS.842に極めて近く、鈴木が「安定した打撃力」を持つ選手であることを証明しています。
Cubs finally got that long-desired consistency from Seiya Suzuki this season
https://cubbiescrib.com/posts/cubs-finally-got-that-long-desired-consistency-from-seiya-suzuki-this-season
鈴木の成績に見る「2023年との違い」
鈴木が特に輝いたのは2024年シーズンの月ごとの安定感でした。
2023年には序盤の88試合で打率.249、OPS.713と調子が揺らぎ、一時はスタメンから外れる場面も。
しかし、今年は大きなスランプに陥ることなくシーズンを乗り越えました。
5月には斜筋の怪我の影響で打率.219と苦戦しましたが、それ以降は7月.299、8月.287、9月.329と高水準を維持。特に9月には出塁率.457を記録し、毎月安定した打撃成績を見せました。
2024年の月別成績:
• 3月・4月: .305/.368/.525
• 5月: .219/.275/.329
• 6月: .258/.346/.505
• 7月: .299/.376/.546
• 8月: .287/.354/.495
• 9月: .329/.457/.471
このように2024年の月別成績の変動幅はOPSで.324と小さく、昨シーズンの.645に比べて著しい安定感を誇っています。
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現地メディアも注目する「成熟した打撃」
「今シーズンの鈴木は、まさにカブスの理想像そのものだった」と、地元紙Chicago Tribuneの記者は評しています。
また、鈴木自身も「今シーズンはケガを乗り越え、自分の打撃を信じてプレーできた」と語り、彼のメンタル面での成長が安定感につながったことが伺えます。
さらにコーチも「彼が打線の中軸として安定した存在であることは、チーム全体にとっても大きなプラスだ」と述べており、彼の存在がチームにも良い影響を与えていることがわかります。
来シーズンに向けた期待と課題
鈴木誠也が2025年シーズンも健康でシーズンを迎えられるなら、30本塁打の壁を超える可能性も見えてきます。
現地メディアも「カブスの打線にはさらなる長打力が求められており、鈴木がその中心的存在となることを期待している」と報じています。
もし、ここ2年の成績が鈴木の天井であったとしても、それは決して低いものではなく、カブスにとって重要なピースであることは間違いありません。
来季に向けて、鈴木のパフォーマンスがさらにチームの躍進につながるか、そして彼自身がカブス打線の核としてどのような役割を担うのか、ファンの期待が高まっています。
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